経口投与の抗がん剤、クロラムブシルを5月23日に飲ませる予定にしていたが、食欲も今ひとつ、発熱や下痢もあったりで延期している。
気になるグリグリは、両脇にパチンコ玉が1個ずつ、両顎にビー玉が2個ずつ。肝臓・脾臓の腫れでお腹もパンパンに膨らんでいる。早く抗がん剤を飲ませて何とかしないと・・・
K先生に電話で伝えると、血液検査の結果を見てからと言う事になり、延期から1週間後の30日、松剣2時間早上がりでまりもと病院へ向かった。もうクーラー無しじゃ暑くてたまらないね。
診察は17:20から。この時間は比較的空いている。受付を済ませると直ぐに名前を呼ばれた。
先ずはいつものように検温と体重測定。食欲が無かった割に変わっていない。お腹が腫れているせいかも・・・
体温はまりもにとっては若干高めの39度1分。まあ問題ない。続いて血液検査の為の採血。
結果が出るまで待合室で待機。ちょっと血が出ちゃった・・・青い包帯でしっかり止血。
血液検査はどうだろう?そんな松剣の心配をよそにジャーキーをムシャムシャ。早く食べなきゃ!誰か来たら取られるぞ!
10分程で結果が出た。う〜ん・・・困った顔のK先生。またかよ!今度は何が起こっている?
好中球だけ見れば抗がん剤にも十分耐えられるが、貧血がとっても酷い・・・
赤血球 550万〜850万の所、何と280万。しかも炎症を起こしている事を示すCRPが又増えている。どこかで出血でも起こっているのか?しかし、出血を起こしている事を示すTPとALBは基準値。考えられるのは『免疫介在性溶血性貧血』。何だか厄介だぞ・・・
K先生によると、貧血が酷くなると骨髄でせっせと血を作り、血液中に赤血球の赤ちゃんである赤芽球を沢山出す。これ自体、身体の機能がちゃんと働いているので良い事なんだそうだが、赤ちゃんが沢山いるのに貧血が起こるのは、本来なら体内に侵入するウイルスや細菌などの外敵を攻撃するはずの免疫システムが、自分の赤血球を攻撃し破壊しているのだという。
治療には、赤血球を破壊する免疫システムを抑える為、ステロイドを投与する。症状が重い場合は輸血をする事もあるが、他犬の血を『異物』として攻撃し、症状が更に悪化する可能性もあるので、安易に輸血は出来ない。
又、ステロイドが効かない場合、通常なら強力な免疫抑制剤であるアトピカ(シクロスポリン)を使うのだが、これを使用すると免疫が弱りリンパ腫が急激に進行する可能性も。
取り敢えずステロイドで6月3日まで様子を見る。何とか反応してくれると良いのだが・・・
心配は尽きないが、まりもがとても元気なのは救いだ。こうしておもちゃを持って来ては結構長い時間遊んでとせがむ。
こんなボロボロが一番のお気に入り。
遊んでいる内にこんな事になっても・・・紐でグルグル巻きに・・・おかしいじゃろ!
6月1日でリンパ腫宣告から1年半。土俵際で何とか残している状態だ。どうにか抗がん剤を投与してリンパ腫の進行を少しでも食い止められます様に・・・何とか貧血が少しでも改善されます様に・・・
4 件のコメント:
う〜ん…
次から次へと心配事がでてくるねぇ…
紐が絡まったまりもの写メはとっても可愛くて無邪気な眼差しで、貧血なんて起きてるように見えないのに…
抗がん剤でどうにか食い止めておきたいとこだけど、やっぱりまりもの体力やストレスをかけてやらない事が最優先になるもんねぇ、はぁ辛い…
松剣も相方さんもしんどいだろうけど、土俵際で踏ん張ってやってね
いつも祈ってるから!
○美さん
ホント、次から次へと難問が・・・
前回の抗がん剤から既に3週間。
このまま何も出来ないのか?
このままリンパ腫が進行して行くのを見ているだけなのか?
そう思ってとても焦りますが、時に命取りにもなる抗がん剤。
ここはまりもの体調と体力をしっかり見極めて、先生と相談しながら慎重に・・・
そう思っています。
今回も何とか乗り切ってくれる事を一緒にお祈りしてやってね。
頑張ってる免疫を抑制する、って、
普通だったら、失礼な話よね。
おい、免疫、ちょっと遠慮しろよ、
間違って働いてんじゃねーぞ。
まりもちゃん、たんぱく質を食べてる。
偉いぞ、まりもちゃん。
ジャーキー、おいしいんだね。
難しい話じゃなくて~、
アタシとお話しようよ~。
耳の後ろ、カキカキしてよ。
ほら、おもちゃを引っ張ってよ。
遊んであげるからさ、笑ってよ。
なんてこと考えていそうな、今日もかわいいまりもちゃんの画像をありがとう。
みゃんこさん
免疫のシステムって本当に複雑ですね。
本来の働きとは違う働きをしてしまう『免疫の暴走』らしいです。
上手く働いてくれたら進行は止まるのかな・・・
まりもはそんな事にはお構いなし!
美味しい物沢山食べて、いっぱい遊んで、それで最高!
まりもの楽しそうな笑顔があれば、それで良いのです。
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