2014年4月22日火曜日

副作用Wパンチ

DICの危険を回避出来たと思ったのも束の間、今度は敗血症の危険が迫っているまりも。
毎日病院に通い抗生剤を注射したお陰で、発熱や下痢などの症状は今の所無い。何とか今週を乗り切ってくれれば敗血症の危険は回避出来るとK先生は仰る。

しかし18日にクロラムブシルを経口投与した日から、食欲が全く無くなってしまい、5.1kgあった体重は、あれよあれよと減り続け、4.6kgまで落ちてしまった。それでもまだまだポッチャリさん。とは言え、もう2日も3日もまともに食べて居ないので、今日は半日病院に預けて栄養剤を点滴する事になった。
点滴の準備をするよ。

相変わらず貧血は続いていて、こっちが倒れそうになるくらい劇的な数値が並ぶ。
白血球は基準値6000〜17000の所3590。内、好中球に至っては2226。更に赤血球なんて
550万〜850万の基準値に対し302万・・・血液の濃さを表すHCTは輸血が必要になる寸前の18.54。食欲も元気も無くなるはずだ。

普通の栄養剤は皮下注射で首の後ろをボコっと膨らませ、そこからジワジワと栄養が補給されるが、今のまりもは好中球が減少しているので、この方法だと入れた所が炎症を起こし、壊死する可能性が!と言う事で、時間を掛けてゆっくりと点滴するのだそうだ。
点滴準備完了。注射待ちですよ。

抗生剤は2種類。1種類は点滴に混ぜ、もう1種類は皮下注射。
ちょっと我慢してね。

夕方1時間早上がりで迎えに行った松剣。まだ点滴が終わっていなかったので、まりもを抱っこして1時間半ほど点滴に付き添った。

今回の副作用は、11日に半日預けて点滴したアクチノマイシンとシトシンアラビノシドの副作用が一番底になる前にクロラムブシルを続けて投与した事によるものらしい。結局Wパンチとなってしまい、これだけ酷い事になったのだ。そうでなければクロラムブシル投与の翌日直ぐにこれだけ白血球は激減しないはず。更に貧血だった所へ骨髄制御の副作用も重なり、踏んだり蹴ったりだ。

栄養剤を点滴したお陰か、病院から帰ると表情が活き活きして来たまりも。松剣の晩ご飯のおかずにと、相方が焼いてくれていたサーモンを少しだけ食べたし、おもちゃを持って来て遊んだりもした。
久々に遊びたくなっちゃった!

グリグリは少し小さくなったかと思うと少し大きくなり、又少し小さくなったかと思うと元に戻るの繰り返し。結局殆ど変化なしと言う事で、今の所効いていると言えるそうだ。
クロラムブシルの投与間隔を少し空けてみて、それでも副作用が酷いなら、分子標的薬のトセラニブとシクロホスファミドの2剤によるメトロノミック療法を試して見るつもりだ。

このメトロノミック療法、メトロノーム療法とも言われるが、これまでの様にガツンとやっつけるのでは無く、このまま大きくならないでね、暴れない様におとなしくしていてね、的な方法で、悪い奴らと『仲良く共存』する事を目指す。毎日少量の抗がん剤を投与するので副作用もそこまで酷くは無いそうだ。

使用する薬剤も色々で、ロムスチン、クロラムブシル、シタラビンなどなど・・・効果がある抗がん剤を、その子に合った薬剤量で体調に考慮しながら投与する。しかも経口投与なので、針を刺して痛い思いもさせなくて良いし、通院回数も少なくて済むのだが、ネックは飼い主の抗がん剤曝露。扱いには十分な注意が必要になる。それでも試してみる価値はありそうだ。

それよりも、今この危ない状況を何とか脱出しない事には何も出来ない。何とか危険を回避出来ると良いのだが・・・

4 件のコメント:

メグ さんのコメント...

こんにちは
メトロノーム療法なんですね。
身体に優しい療法のようですね。
一病息災なんていいますから、うまく付き合って
いけるといいです。

飲み薬の抗がん剤ですが、家で扱う場合は手袋を
して、とか妊婦さんは扱わないようにとか、注意を
うけました。
チワワで薬の量が少なかったので、その頃好きだった
ヨーグルトに混ぜて飲ませてましたよ。
シュークリームのカスタード部分に混ぜたり、とか。

今日はもう少し元気が出てきたでしょうか。
食欲戻りますように!

みゃんこ さんのコメント...

オシッコやウンチの処理の時も気をつけて、
・・・みたいなことも言われました。
 
ジェリーの5倍、6倍の体重があるんだから、
私は大丈夫~と軽く考えていましたっけ。

おいしいもの探して、がんばってね。

松剣 さんのコメント...

メグさん

メグさんのワン子ちゃんもチワワだったんですね。
まりもはチワワにしては巨大なので、抗がん剤の
さじ加減も微妙なのでしょうか。標準サイズの
2倍ですから、チワワの量じゃ足りず、柴犬じゃ
多過ぎで・・・

抗がん剤は発がん性があると言いますから
あんずにも悪影響が無ければ・・・と
心配です。ホント、厄介な病気です。

松剣 さんのコメント...

みゃんこさん

抗がん剤を投与した日はいつも先生に
オシッコ触らないでね、と言われます。
シートを処理していて、時々手に付くんですが直ぐ洗えば大丈夫ですかと聞くと、実はそこまで
神経質になる事はなく、国際なんちゃら法で
そうしなさいと言われているからね、と言う
レベルみたいです。
でも気味の良い物ではないですね。曝露、なんて言われると・・・