2014年3月29日土曜日

DMAC開始

そろそろ子育ても終わりの時期になったと言うのに、今週に入ってからは朝の食欲は殆ど無く、ぐったりと辛そうにうつらうつらとしているばかりのまりも。リンパ腫が進行して来たのだろうか。効果を感じる訳でも無いが、25日も予定通りビタミンCを点滴した。

グリグリは急激に、というわけではないが、じわりじわりと大きくなっているのがわかる。
早く抗がん剤で叩いてしまわなければと思う一方、こんな調子でこれまで以上にキツイ薬剤を入れて大丈夫だろうか・・・しかし週の半ばくらいから少し元気になって来た。朝の食欲は相変わらずだが、夕方になると食欲も出て来て、おもちゃで遊んでとせがむ。
赤ちゃんは既にただのおもちゃと化して転がっている!

DMACはアクチノマイシンDを点滴後、その日のうちに4時間掛けて1時間置きにシトシンアラビノシドを注射するので、午前中にまりもを預け夕方迎えに行くというスケジュール。
午前中は相方が、お迎えはフレックス勤務が可能な松剣が担当する事に決めた。

プロトコール初日の28日。仕事に出掛ける準備を整え相方がまりもを連れて病院へ。この日も少し元気が無く、道中おやつも食べなかったらしい。
まだちょっと眠そう・・・


病院が近づく頃には少しだけ元気に。
短い足ですけど・・・精一杯の背伸びなんですっ!

食欲が無くお腹の調子も悪い事、この食欲の無さは子育て由来ではなさそうな事をK先生に必ず伝えるよう相方にお願いしていた。抗がん剤を延期しようと判断されれば少しだけホッとするかもしれないが、このままグリグリが大きくなるのも心配だ。抗がん剤をするか延期にするか、職場で連絡を待つ。

診察開始はお決まりの体重測定から。食欲が無い割には体重が減らない。よもや何か悪い物が大きくなっているんじゃなかろうか・・・食欲の無さも下痢もそいつのせいじゃ・・・松剣またまた負のスパイラルに。
体重、変化なし。

血液検査の為の採血をし、結果を待つ間に今日もビタミンCの点滴をする。点滴を開始して間も無く食欲が出てきておやつを欲しがる。パクパクと結構な量を食べたらしい。
欲しい時に欲しいだけ!まりも流オンデマンド?

ビタミンCの点滴中、血液検査の結果が出た。肝臓機能の数値ALPが777と跳ね上がっている。貧血も少し進んでいるようだが、白血球13760、好中球は10128。ここは早目に叩くのが得策と言う事で、抗がん剤決行となった。ビタミンCとアクチノマイシンの点滴終了まで相方が付き添い、後ろ髪を引かれる思いで会社へと向かったそうだ。

会社で抗がん剤決行の連絡をもらい、早く迎えに行きたくて仕方がなかった松剣。病院の迷惑になるといけないので、夕方4:00以降に迎えに行くよう相方からキツく言われていたが、10分くらい前なら良かろうと病院に入ると受付のYさんが、まりもちゃんちょっと戸惑っていたけどいい子でしたよ!と入院ルームへ案内して下さった。
ちょっと吐いちゃった・・・

ネットで見つけたDMACの資料によれば、完全寛解率43.7%、部分寛解率12.5%、寛解期間中央値は21日間(14〜801日間)。あまり期待できるプロトコールではなさそうだ。
点滴から1日経過したが、グリグリは無くなっていない。初めのプロトコールでは、翌日にはリンパの腫れは殆どわからなくなる程スパッと効果があったので、それだけ凶悪化したのだ。

このまま効果が無いなら抗がん剤の投与はもう止めようと相方と決めた。ビタミンCとステロイドで生活の質をギリギリまで保って苦しみは最小限に、そして相方とあんずが見守る中、松剣のこの腕の中で静かに旅立たせてやりたい。神様、居るのならせめてそれくらいは叶えて欲しい・・・

4 件のコメント:

みゃんこ さんのコメント...

ガンは、遺伝子の変異、その変異の積み重ね、変異と変異の結びつき。
無限の増殖能力。

ガンは、外にある敵ではなく、体内にある。
いわば、その人そのもの。
ガンをたたきすぎると、自分自身もやられてしまう気がする。

私にも必ず、ガン遺伝子があり、
まだ発症していないガンが潜んでいるはず。
ジェリーは、「その時、ネーチャン、どうする?どう生きる?」、とささやいている。

まりもちゃんは、とてもオトナでしっかりしていて、
とてもとても強い。
きっと、松剣さんより、強い。

まんまるお目目で、まっすぐに見てる。

がんばれ、松剣。
負けるな、松剣。
うまいもん、くれ、松剣。

・・・ってね。

松剣 さんのコメント...

みゃんこさん

本当にまりもの方が強いのかもしれないですね。
心配事の9割は起こらない。
そんな本が出ていたと思います。
先々を心配して備えるのは人間だけと言いますが
備えようも無い事をあれこれ心配して勝手に
不安にしているのは自分自身かもしれません。

それでも近い将来起こり得る事を考えるのは、
ほらね、やっぱりそうなっただろ、と、
自分自身に驚きを与え無い為の防御策でしょう。
とことん精神的に弱いのです。
でもくじけず頑張りますので、これからも
叱咤激励、よろしくお願いします。

こてこなママ さんのコメント...

最初の写真がおもちゃで遊ぶまりもちゃんだったから、元気で嬉しい♪と思ったんです。

でも、最後まで読んで、切なくて苦しくなりました。

いつかは抗がん剤を止める日が来るけれど、その決断をするまでの話し合いは、きっとここの書かれていない葛藤があったんだろうなと・・・。
でもまだまりもちゃんにはDMACの効果が出ると信じたいです。
いくらでも甘やかして、まりもちゃんが食べたい美味しいものをあげて、楽しい毎日を過ごしてくださいね。

まりもちゃん、松剣さん、相方さん、ずっと応援しています!!

松剣 さんのコメント...

こてこなママさん

こてちゃんの旅立ちから少しはお元気になられた
様子に安心しています。
こなちゃんも小康状態を保ってくれている様で
本当に嬉しいです。

抗がん剤の副作用がとても酷くて辛そう、という
訳では無いので、これで効果が無くても
本当に諦め切れるのか?そんな思いも確かに
あるのです。ロムスチン飲ませてないじゃん、
ダカルバジンもまだじゃん、って。

抗がん剤は正常な細胞にも影響を及ぼすので
まりもが辛くなる前に止めようと思います。

残された日々を大切に悔いの無いように
頑張りましょう!