2015年7月2日木曜日

まさか・・・あんずまで?

ほぼ毎朝、あんずは松剣のお腹の上でおはよう甘えん坊をする。お腹の上にペタッと伏せてゴロゴロ喉を鳴らすので『おはよう、ひとりで寝んね出来てお利口さん』などと声を掛けながら、お顔やお耳の周辺、顎から喉に掛けてナデナデする。

 

今朝もいつも通りナデナデしていると、あんずのおでこ、右目の少し上にプチっと何か出来ているのを見付けた。1㎜あるかなしかの赤いプツッとした物だった。

 

 
あれ?蚊にでも刺されたのかな・・・でも昨夜は蚊なんて一匹も居なかったけど。それに痒がってもいないし。
 
相方は様子を見ようと言うが、心配性の松剣気が気じゃない。もしや皮膚がん・・・?まりもの病気を検索している時よく見掛けた肥満細胞腫・・・?最悪のシナリオが頭をよぎる。
 
そんなに心配なら病院へ行ってみたら良いじゃない。多分大丈夫と思うけど、と相方。何でもなければそれで安心だから仕事が終わってから病院へ行く事にした。
 
K先生の病院は遠いので、K先生が以前副院長をされていた近くのH動物病院へ向かう。何年振りかな?まりもは来た事があったけどあんずは初めてじゃない?
 
診療時間ギリギリセーフで他の患者さんは誰も居ない。カルテを作ってもらい早速診察室へ。
 
相方は見た事があるという女性の獣医さんだった。今朝見つけた事、まりもが悪性リンパ腫で1年前に旅立ったので何か悪い物じゃないかと思って来た事を伝える。
 
念の為ちょっと細胞を取って見てみましょうと言うのでお願いした。その間、看護師のWさんと久々に話をしながら結果を待った。Wさんは我が家のリフォームを請負って下さった不動産屋さんの娘さん。震えるあんずをずっとナデナデしながら大丈夫よ〜と優しく声を掛けて下さる。
 
・・・何か嫌な予感がするな・・・
 
予感は的中・・・あんずのおでこに出来た赤い出来物は肥満細胞腫だった。
 
明日、明後日でどうこうなる様な物ではないし、ステロイドで治る場合もある。気付かず寿命を全うする子も居るし、放っておいて消えて無くなる子も居る。手術で取ってしまえばそれで終わりと言う場合もあれば何度も繰り返し足や頭に出来る事もある、と言う代物だった。
 
今日の所は何もしません。薬も出しませんから、手術も視野に入れて今後の事を考えて下さい。手術は急を要する訳じゃないのでよく考えたら良いと思います。
 
帰宅後直ぐにK先生に連絡を取ると、ニャン子の場合ワン子ほどタチの悪いのはごく稀で、診察していないからなんとも言えないけれど、薬で経過を見て大きくなる様なら切る事が多いと仰しゃる。
 
明日の朝一番でK先生に診てもらう事にした。松剣としては、手術で取ってもらい病理検査へ回してもらいたい。ごく稀に内臓に転移する悪い物の事もあると言うのだから・・・
 
何で?・・・まだ悪い物と決まったわけじゃないけれど、何でだよ!あんずまで・・・
 
まりも、何とかしてよ・・・
 

 

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