15日は待ちに待った松剣大ファンのさゆりちゃんのコンサート。前回コンサートに行ったのはまりもが病気と診断される2ヶ月前、東京で行われた40周年記念コンサートだったから、もう2年以上前の事だ。
ファンクラブの特典でコンサート終了後に楽屋のあるバックヤードに招待してもらえ、おまけにこのコンサートがDVDにされるとあり、もうウキウキで出掛けたのだ。
DVDは予約して帰り12月に自宅に届いた。しかしその時既にまりもが大変な事になっていて浮かれていた自分に腹が立ち、未だに封を切っていない状態で保管してある。
今回のコンサートは自宅から100㎞離れた、まりもとリンパ球療法に通った病院のある場所で開催されるので行くのが辛くなるんじゃないかと少し迷ったが、思い切ってファンクラブの優先チケットを購入した。
1ヶ月前に届いたチケットは2列目の中央。申し分ない席だ。いつまでもまりもの事ばかりを思って悲しまない様に、まりもが良い席をGETしてくれたんだな。ありがとう、まりも。楽しんで来るよ!
演歌歌手のコンサートはプレゼントを直接本人に手渡す事が出来るので、いつも大したものじゃないけれど、ご当地のお菓子などを渡している。今回はこれ。
食べ終わると帽子にもなるぞ!相方も牡蠣せんべいを購入。写真撮り忘れたが、お土産を手にコンサート会場へ向かった。
少し早めに行って先ずは腹拵え。コンサート会場に隣接されたショッピングモールでラーメン定食を頂く。大きな声で声援を送らなきゃいけないからしっかり食べるよ!
美味しく頂いた後は歩いて5分の会場へ。松剣の親世代のご夫婦やご婦人のお友達同士もゾロゾロと歩いている。こうしてコンサートに行けるって幸せな事だ。自分や家族が病気だとコンサートどころじゃないもんな・・・
コンサートは14:00開演。結構慎重派な松剣、なんぞあっちゃいけないからといつも早過ぎる傾向にある。今日も13:30の開場より15分早く到着。こんな写真でも撮って時間潰そ。
ようやく開場。席を探して座ってみる。近っ!勿論撮影は禁止なのでお見せできるのはここまで。
それにしてもファンクラブは有難い。地方のコンサートのみならず特別公演は先行予約があるし、TVの公開録画や生放送の観覧は席数に限りはあるが割当もあったりする。
今年のコンサートは『私を創った歌 私が届ける歌 〜Dear Songs〜』と題し、前日の大阪を皮切りにツアーは始まったばかり。
さあ、いよいよ開演!1992年リリース『春夏秋秋』のサビの部分がゆっくり流れ始めると会場はどんどん暗くなり、緞帳が上がり始める。目を凝らして見るとステージ中央の奥にさゆりちゃんのシルエットが・・・
緞帳が全て上がり切るとパッとライトが明るくなり、黄色の着物を着たさゆりちゃんが現れる。と同時に『津軽海峡・冬景色』のイントロが鳴り響く。『さ〜ゆり〜ぃ!!!』『さゆりちゃ〜ん』『さゆりっっちゃん!』など、あちこちから思い思いの掛け声が。あぁ久しぶりだな・・・やっぱ生はイイ!!
コンサートは二部構成。一部では自身のヒット曲と、さゆりちゃんが子供の頃好きだった曲や初めて自分のお小遣いで観た映画の主題歌、歌手デビューする前に出演していたドラマの主題歌など6曲を披露した後、吉幾三さん作詞・作曲の最新曲を2曲歌って15分の休憩を挟み二部へ。
二部の最初の2曲は昨年話題になった椎名林檎さん作詞・作曲の全く演歌じゃない曲。黒いハットに黒のパンタロン姿で登場。黒猫のイメージだな。
その後、泉鏡花の『義血侠血』をモチーフにした『滝の白糸』のあらすじをスクリーンで説明している間に今度は淡いブルーに菖蒲が描かれた着物に変身。洋装も良いけどやっぱり着物が似合うな。
『滝の白糸』熱唱後は本日のお楽しみ、プレゼントタイム。みんなそれぞれ思いを込めた物を持参している様子がさゆりちゃんとの会話に見て取れる。圧倒的に食べ物が多い。スタッフやバックバンドの方達と食べるんだそうな。
プレゼントを渡し握手をしてもらい、一言二言会話を交わす。あっ、握手した時の匂いが変わっている・・・前の方が良い匂いだったな・・・
そしていよいよコンサートはクライマックスへ。最後の曲は『天城越え』。生で聴くと吸い込まれそうで圧倒される。残念ながらアンコールはなし。掌がヒリヒリする程拍手を送った。
あぁこれで終わりかぁ・・・今度はいつ会えるのかな・・・感動に包まれたままロビーへ。
演歌歌手の場合、昼の部と夜の部の2回公演。実は夜の部のチケットもグルーポンで予約していた。一人分の価格で二人分の格安チケット。席はかなり後ろだがもう一度見られるのだ!
開演は18:00から。チケットも手に入れた事だしちょっと休憩。
声援を飛ばし過ぎて喉がカラカラ。少し時間があるからお茶でも飲みましょう。
再び会場へ戻る途中、バラが綺麗に咲いていた。翌日からこの辺りではバラ祭りが開催される。
1時間程時間を潰し会場へ。今度の席は結構遠いが全体を見渡せる。
夜の部でもプレゼントを渡した。ご当地の『限定版 うまい棒』20本入り。
前日会社を出る時、明日はさゆりちゃんのコンサートで終日有給休暇ですからヨロシクねとチームのメンバーに言うと、よっしゃ分かった、さゆりちゃんによろしく言っといてくれ!と言われた事を、うまい棒を渡しながらさゆりちゃんに伝えた。
そうですか、それはそれは・・・じゃあ会社の方にもよろしくお伝え下さいと、会場の笑いを誘ったのであった。
さゆりちゃんのコンサートは毎回色々と趣向を凝らし絶対に飽きさせない。歌やステージに掛ける思いは、そんじょそこらの歌手とは訳が違うのだ。さゆりちゃんの場合『歌道』に『精進する』という表現がピッタリ。
次回は9月。九州博多座での特別公演だ。またファンクラブの優先チケットを申し込んだ。今度のステージはお芝居の後さゆりちゃんオンステージ。大阪の新歌舞伎座へは何度も足を運んだが、九州は初めて。楽しみだな。
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