2016年5月25日水曜日

文化的な1日

GW前に友人Fから貰った『徳川名宝展』のチケットがもう一枚残っている。いや、正確には一人でじっくり見る為に残していたのだ。










今日は夕方から演歌じゃない音楽のコンサートに行く事にもなっている。有給休暇も取らなきゃいけないから丁度いいや。開催期間も残り僅かだし、ぶらっと出掛けてみるか。






前回は駆け足で回ったから(それでも相方は退屈そうにしていたが)今日はじっくり見させて頂きまっせ!




 
 


前回は借りて貰えなかったから、次に来た時絶対借〜りよっ、と決めていた。どなたか存じ上げませんが、今日は案内よろしくお願い致します。



 
 
操作はとっても簡単。展示物の横に番号付きのヘッドホンマークがあれば、その番号を押してPLAYボタンを押すだけ。より詳しく解説してくれたり、ちょっとした裏話が聞けたりするのだ。番号は36番まであり、戻って何度でも聞ける。こりゃ良いわ!



前回来た数日後に展示物も入れ替わっているので、今回は展示が無い物の説明も入ったままだが、聞けば前回の展示物も思い出せて一石二鳥!しかし残念ながら今回も撮影禁止なので展示物は掲載出来ない。


展示物の内容は三章に分けられている。



第一章 徳川家康 戦国の覇者
ここでは主に、人質生活だった辛い幼少期を支えた玩具、合戦に用いられた家康愛用の甲冑や軍配、誰それに宛てた書状など。中でも関ヶ原の合戦図屏風は布陣の様子や敵中を突破する島津の軍勢までが事細かに描かれた逸品。



第二章 葵の系譜 神君家康の血統
ここでは家康が没後神格化された事が良く分かる掛け軸や東照宮の絢爛豪華な装飾品などがズラリと並ぶ。特に三代将軍家光は祖父である家康を尊崇していたらしく、夢に登場した家康を絵師に描かしたりもしている。

 

第三章 太平の世 威光の演出と都市の表現
世界でも類を見ない250年も続いた太平の世。今の日本人が感じる日本らしさや和風といったものはこの時代に確立されたと言っても過言ではあるまい。往時を偲ぶ屏風絵などからそれが窺える。そして二代将軍秀忠の娘和子が入内した時の華やかな婚礼の品々や二条城の障壁画など、徳川家の威光を世に知らしめるには十分であったろう。




じっくり3時間。誰にも気兼ねなく見させて頂きました。




さて、夕方からのコンサートへは相方と16:00に待ち合わせ。あと一時間は美術館に隣接した庭園を見に行くとしよう。美術館からは100円払えば中のドアから一度だけ入る事が出来る。
 
 
 
松剣も相方も、おそらく子供の頃から4〜5回は訪れているであろうこの庭園、初代広島藩主、浅野長晟が元和6年(1620年)から別邸の庭園として築成したもので、作庭者は茶人として知られる上田宗箇。



 


71年前の悲劇で壊滅状態となったこの庭園は爆心地から1.2㎞。松剣の母親もこの庭園のすぐ側で被爆した。よく生きていたもんだ・・・

 


 


少し角度は違うが、すっかり綺麗になり(そりゃ70年も経てば!)当時の悲惨さは皆無。




 








今では近代的なビルが建つ、市内でも屈指の超高級住宅街となった。








今週金曜日にはオバマ大統領が来られる。歴史的に凄い事だ。悲劇が三たび繰り返される事がありませんようお願いします、オバマさん。


さてと、夕方のコンサートも撮影禁止なので内容のみチラッと。


パンフルートという楽器とピアノ、シンセサイザー、パーカッションによる演奏会。実はこの中の演奏者のひとりが松剣の親戚の叔父さん。本当は松剣の両親が行く事になっていたのだが、父の仕事の関係で都合が悪くピンチヒッターという訳だ。

 

優しい音色が心地良く・・・



まっ、たまには演歌以外も良いもんだ・・・たまにはね・・・
 


 

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