昭和22~23年頃、原爆で親族や知人を失った遺族や市民たちが追善と供養の為、手作り灯籠を流したのが始まりで、最近では「平和への思い」を灯籠に書いて流すのが主流となり「慰霊」と「ピースメッセージ」の両方の意味を持つようになった。
昨年は相方が甥っ子達を連れてジュニアとペー君の供養をしてくれたのだが、今年は昨日が
まりもの四十九日と言う事もあり、まりもが迷う事無く無事に天国に到着できる様、祈りを込
めて相方と一緒に灯籠を流す事にした。
灯籠は1個600円で購入できるが、超不器用な松剣が手作りに挑戦。材料はホームセンターで購入し、その場で道具をお借りしてカット。
カットした材料をその場で組み立てて帰ろうと思ったのだが、釘さえまともにに打てない。
四苦八苦しているのを見かねた木工担当の方が1個だけ、いとも簡単に作って下さった。
まりもとジュニアとペー君の3個を作ろうとしていたので、残り2個は自分で作らなければ・・・自宅に帰って2日がかりで何とか完成。
それぞれの名前をプリントアウトし、三面の絵は無料の画像素材をカラーコピーして貼り付けた。普通の糊ではくっ付かず、ここでも四苦八苦・・・両面テープを細く切って貼り付けた。
松剣の力作(?)を見た相方、ちゃんと浮くのかとても心配していた。木、ですから。絶対浮くって!とは言ったものの、バランスなんて全く考えなかったしなぁ・・・コケッとなったらどうしよう・・・そんな事を考えながら灯籠流しの列に並んでいると、外国の方から英語で話し掛けられた。
『クスキューズミー、○%▽♭□※⌘@・・・・?』わっわっ!何だかわからないけど、写真を撮りたいらしい。『イエース、イエース、プリーズ!』。嬉しそうにカメラに収めたと思ったらまた何か話し掛けて来る。『¥△&○@£ you ペイント %$⌘%?』おそらく絵は自分で描いたのか?って聞いているみたい。『No、No コピー!』と答え笑顔で手を振っておいた。
あぁー英語勉強しておくんだった。
本題。
心配した灯籠はちゃんと浮いた。
ペー君、ジュニア、まりもの順に、スーッと川面を滑る様に結構ゆっくりと流れて行った。
夜の帳が降りてくるとちょっと切なくなる・・・
灯籠を流し終えたら、ネットで見て会場へは是非足を運びたいと思っていた影絵展へ。学生さんや親子のワークショップで作成されたものらしい。
作って見たいけれど、絵心ゼロの松剣には無理だろうな・・・
8月6日に雨が降った記憶が無い。だからこの日に原爆が投下されたと言う。なのに今朝は激しい雨だった。43年ぶりだったそうだ。
何日も掛けて作ったせっかくの灯籠・・・灯籠流しが出来るのかハラハラしたけれど、夕方になると雨はピタリと止んだ。またまた晴れ女まりものお陰かな?
ちゃんと天国に行くんだよ、まりも。でもすぐに初盆だね。いつでも帰っておいで。松剣も相方も、勿論このお方も!待っているよ。
最近のあんず、とってもワガママ。甘えん坊をしていても、ちゃんとお顔を見て話し掛けてやらないとニャー!と鳴いてカプッと噛む。夜中だろうが明け方だろうが、甘えたくなると人が眠いのもお構いなし。でもこれまで寂しい思いをさせたもんね・・・うんと甘えると良いよ、あんず。
0 件のコメント:
コメントを投稿