2024年8月16日金曜日

名人にゃ程遠いなぁ

 前回そば打ちに行ったのは、2017年の盆休みだったから、もう7年も経っている。





















『あまり力を入れ過ぎず、猫の手で』という注意だけはしっかり覚えているんだけど。


今日はネイルをしているから、松剣頑張ってね。よっしゃ、任せとけ!





目指すは高橋名人よ。


今日はそば粉8割、メリケン粉2割のいわゆる二八そば。これが均等に混ざるようにふるいにかけます。





簡単な工程だけど大事な所。






何か少し思い出して来たよ。とにかくネチネチやっちゃダメだったんだよね。






そうそう、こんなホロホロでえーんかいなって思ったこと、思い出したわ。


そして案の定、口だけエセ名人が、隣の人と違うじゃろ、先生はそんなこと言ってんなかったよ、本当に不器用なんだから、などと横からうるさい。


先生は、上手ですよ、そんな感じですと誉めながら、しかし間違った向きで混ぜたり捏ねたりしていると、そんな事は言ってませんよとキチンと注意してくださる。


すみません、この人不器用なんですよ~と謝りながら、そして時折先生に手を加えていただきながら、何とかそれらしい塊が出来てきた。




















ここから麺棒で延ばしていくときが猫の手だったかな。






上手ですよ、その調子で。



松剣が誉められるくらいだから自分にも簡単に出来ると思った相方。


ちょっと代わってうちにもやらせてみて。


いいよ、やってごらん。


うわっ、破れてしもうた!あっシワが出来てしもうた!


おいおい、大丈夫かいな。


破れたのはネイルが引っかかったからよ。でも見よったら簡単そうに見えたのに、結構難しいね。


でしょ。解ればよろしい。



ここでもちょっと先生に手伝っていただき、何とかそば切りの工程までたどり着いた。




















切るのはうちに任せて!細い方がのど越し良いよね?細く切るね。先ずは先生のお手本を。





うわっ、凄い細っ!あんなにはならんじゃろうが、先生の手ほどきを受けて٠٠٠





えっ、太っ!そうよ、出雲そばは太いじゃん。これは出雲そばよと言い切る相方。


いやいや、もうちょっと細くしようや。





少しはリズム良くなってきたな。まぁこんなもんで上等でしょ。






ここまで掛かった時間は1時間半近く。プロの人は約25分ほどなんだそう。素早くやらないとそばの水分が手の温もりで取られてしまうんだって。あーそれで回りにビリビリひび割れが出来るのか。納得。


打ったそばは幾らか出せばここで湯がいて食べることが出来る。頼んでおけばむすびや押し寿司と一緒に。


おーっ、お店で食べるそばじゃん、旨そう!





よ~く見ると細いのやら太いのやら、くっついているのやら。一口食べた相方、そばは細い方がおいしいね。えっ?出雲そばじゃなかったんか~い!






でもそこも含めて自分で打ったと思ったらおいしいね。


相方曰く、そばは食べに行くに限る。


そうかな?おいしいと思うけど。名人には程遠いけどね。





2024年8月15日木曜日

非常識なピザ?

 なかなか予約が取れない人気のピザ屋さん。相方が松剣の誕生日にと、1ヶ月前から予約を入れてくれていたお店に、松剣の両親と相方の4人でやって来た。


18:00の予約だったが早く着きすぎ、車で15分ほど待機し、ピッタリの時間にお店へ。既に何組かお客さんがお店のオープンを待っている。そんな状態からも人気のお店だとわかる。


杖で段差をゆっくり上がる母を父と支えながらドアの前に来た所でお待たせしました、中へどうぞと通された店内は、今風のモノトーンな感じの超オシャレ系。両親もこんなオシャレなお店は久し振りじゃねと、ワクワクな様子。


両親も全く飲まないので、松剣と父は水で、母はコーラ、相方はノンアルコールビールで先ずは乾杯。


松剣、誕生日おめでとう❗いやぁどうも。父の幾つになったという問いに、多分あと3年で還暦くらいと思う、と答えると母が、もうそんなになるよね、お母さん長生きし過ぎたよねぇとポツリ。良いんじゃない?まだまだ元気でいてくれないと。



あれやこれや雑談をしていると、注文した前菜が運ばれてきた。




とうもろこしのスープに蛸のマリネ、茄子のリコッタチーズはさみ焼き?だったかな、説明を聞いたが覚えられないオシャレな前菜5品がワンプレートになっている。見た目も味も言うことなし!


ワイングラスをくるくる揺らしながらチビチビ頂く場面だろうが、おいしい、おいしいと無心で食べる。




それにしても、本当にオシャレでおいしいお店じゃね。お客さんもいっぱいで、と母。予約なしで訪れたお客さんは皆お断りされている。こりゃますますピザのおいしさ期待できますぞ❗


ここのピザは直径28㎝くらいあるそうな。母が、余ったら持って帰らせてもらえますか?と聞くと、はい大丈夫ですとの答えに安心したようで、じゃあとりあえず2枚注文しようか。どれにしようかね?


1枚は松剣どうしても食べたいと思っていた桃のピザ。そしてもう1枚は父が好きなマルゲリータに母が乗っけて欲しいと言った生ハムと半熟卵のビスマルク何やら。桃のピザは蜂蜜がかかっているのでデザート感覚だな。


最初の1枚はマルゲリータビスマルク何やら。




トマトベースに下が見えないほど生ハムが乗っている!さらにトリュフソースがめっちゃ良いアクセントに。生地もパリパリし過ぎずもちもちっとした食感もありと、本当においしい。こりゃあと1枚じゃ足りんよ、絶対。


そんな話をしている所へ店員さんが現れ、ピザはまだ注文されますか?って、絶妙タイミングじゃん。


はい、もう1枚注文します。オススメは?


そうですね、今トマトソースを食べられたのでモッツァレラベースのピザは如何でしょうか。旬のとうもろこしを使った季節のピザはオススメですよ。


じゃあそれを。


桃のピザがデザート感覚だからきっとこっちを先に持って来てくれるつもりなんじゃない?




やっぱりそうでした。気が利くねぇ。松剣こういうお店大好き。店員一人ひとりがちゃんと自分のすべきことを理解しているって、経営者の方針がしっかり共有されているって事だもん。


2枚目のピザもこりゃまたおいしい!とうもろこしがパラパラ散りばめてあると思いきや!初めて遭遇したな、こんなピザ。


旬のとうもろこしはとっても甘くてたっぷり乗ったモッツァレラチーズとの相性も抜群!余ったら持ち帰りOKなら、明日の朝食に持って帰れば良いね。2切れ残してそんな話をしていたら、期待のピザ登場。




カットされた白桃とマスカルポーネかな?それに蜂蜜がかかっていて、もうね、松剣大好きな味!ピザの常識を覆すって、大袈裟と思ったが非常識なくらいおいしいピザなんだけど❗


結局2切れ残っていたとうもろこしのピザも全て平らげ、朝食用に持ち帰る物は何も残りませんでした。


ひとり1枚食べた計算よ。食の細い両親も今日はよく食べたな。


相方さん、お店の予約ありがとう。おいしい誕生日でした。


7月に入ってからずっと体調を悪くしていた母。このまま弱ってもうダメなんじゃないかと心配したが、父の献身的なフォローと新しいお医者さんとの出逢いですっかり良くなり一安心。産んでくれた事に感謝だな。来年もこうして誕生日を祝って欲しいな。


そしてY、誕生日おめでとう。今年は暑いから涼しくなったお彼岸の頃、Yの両親と一緒に墓参りに行くから。これからも見守っといて。





2024年8月14日水曜日

こう暑いとね

 今年の盆休み、車が新しくなったしちょっと遠出も良いかな?とも思ったが、こう暑いと出る気にならないし、ガソリンだって安くもないし、と言うことで、近場でおいしいものたくさん食べた方が良くない?


相方の提案により、料理もお店の予約も全部お任せで迎えた盆休みの第一弾はバリ料理のお店。


松剣、初めての海外旅行は妹の結婚式で訪れたバリ島だった。飛行機が怖いし行きたくないと言っていたが、行けば何ときれいな島で、料理もおいしくて、すっかり気に入ってしまった。


そんなバリ料理、ナシゴレンやミーゴレンを食べさせてくれるお店らしい。


お店は予約でいっぱい。これ、バリ時間が流れるヤツかな。


相方とちょっと覚悟はしたが、開店と同時に入ったからか、注文から出てくるまでの時間はちゃんと日本時間。良かった~、腹ペコだったもん。






最初に注文したのはパパイヤとエビのサラダ、モッツァレラチーズ春巻きにサテチャンプルという、バリ風串焼き。


パパイヤ、うまいな❗大根に近い歯応えだけど、そこまで水っぽくはない。癖もなく、いくらでも食べられる。プリっプリのエビとトッピングのカリカリに揚げたパパイヤが絶妙。モッツァレラチーズの春巻きも定番のおいしさ。


そしてこの串焼き、牛と鷄が1本ずつセットになったのを頼んだが、どちらもうまいのなんの!タレが何とも形容しがたい、焼肉のタレとは全く違う、ココナッツをベースにしているのかな?甘めのクリーミーなタレで、これ丼にしたら絶対流行ると思うんだけどな。本当においしいな。






次に注文したのは牛テールラーメン。テールとココナッツミルクをベースにしたスープだと思う。豚骨ラーメンのような色だが、全然癖もなく濃厚だけどスッキリしていて、柔らかくホロホロになった牛肉と細麺が絡んで本当においしい!これは絶対もう一度食べたい味。






最後の注文はナシゴレン、バリ風焼き飯。トッピングのピクルスがサッパリして良い味出しとる。これもおいしかったが、まぁ知れた味って所かな。


このお店、めっちゃ気に入ったんですけど❗残念なのは、相方とふたりではあまりたくさん注文できない事。食いしん坊将軍さん、Sちゃんと一緒ならもっと色々と食べられるはず。次はお誘いしましょう。



そして第二弾は和風プチ懐石のお店。




何か高級感ありますな❗


暖簾を潜り予約していた事を和服姿の女将と思しき方に伝え、お待ちしておりました、こちらへどうぞと通された個室は、飾りもなく殺風景な、でも何となく落ち着ける空間。




今日はコース料理を頼んでいる。




メニューには詳しい料理名がないので、どんな料理が出てくるのかはわからない。


アレルギーや食べられない物はございませんかと聞かれるも、一切ございません、何でも頂きますので。



それでは順にお出しいたしますね。




しばらくして初めに運ばれて来たのは、とうもろこしの葛寄せ。




とうもろこしそのものの風味をしっかり残したごま豆腐のような食感。一口で食べるの勿体ないな。小さく切ってちょっとずつ食べよ。




次に運ばれて来たのは鮪と蛸の刺し身。本わさびを付けていますって。醤油に溶いたらダメね、刺し身に付けて、っと。ツンと来るけど市販のチューブの辛さと全く違うね。蛸も柔らかく半生な感じ。白飯食いてぇ~! 


ここから少し間が空き、煮物が登場。南京饅頭だって。上に乗っているのは万願寺唐辛子。しし唐みたいなもんじゃろ。




もちもちの食感に熱々の餡が絡んでやけどしそう。相方はこういうのが大好き。


ここで相方、松剣の気持ちを察してか、すみません、ご飯を先に持って来て頂くって出来ませんか?って。ナイスですね❗是非そうしていただきたいです。


すると女将、今炊いているところなので炊き上がったらおかずと一緒にお持ちしますね。


またまた時間が空いて、ようやくご飯とおかずが運ばれてきたよ。




羽釜で炊いたご飯を目の前でよそって下さる。少し多目についでおきましょうか?


はい、お願いします。


おかわりは遠慮なくお申し下さいね。


おかずは魚のしんじょう。練り製品はあまり好んで食べない松剣だが、これはうまい。魚のすり身具合が少し粗めにしてあるので、練り製品っぽくない。


これに漬け物と味噌汁が付いているが、さすがにこれじゃおかずが少ないでしょ。おかずをちびっと、ご飯をガッツリで漬け物と味噌汁半分残してご飯をおかわり。





海苔の佃煮乗っけてくれとる。相方曰く、それはおかずが少ないって自覚しとるって事じゃんねぇ。確かにそうだ。



とってもおいしかったが、肉系がないと全然物足りんな。雰囲気も良かったんだけど。


明日は松剣の誕生日を兼ねて人気のピザ屋さんを予約してくれている。何でも『ピザの常識を覆す』らしい。楽しみだな❗