何もしなければ2〜3ヶ月、抗がん剤治療をしても半年〜1年。あの日、K先生に告げられ
まりもの余命。えっ?!こんなに元気で食欲もあるのに?何で・・・?ウソじゃろ・・・?
どこか他人事のように、フワッとした感じで聞いていた。
あれから1年。こんな日が来るとは思いもしなかった。と言うより、1年後なんて、ないと思っていた。こうして今日を迎えられたのも、K先生、A先生をはじめ、それぞれの病院のスタッフの皆様、そして同じ病気のワン子を持つ飼い主さんのブログのおかげだ。
同じ気持ちを乗り越え、前向きに闘病しておられる様子に、クヨクヨなんてしていられるもんか!と、随分励まされたものだ。
そんなまりもさん、今朝は持病のムカムカで少し食欲は無かったものの、元気満々!ちょっと遠出の日帰り旅行に出発。運転手はまりも、安全運転でお願いしま〜す!
行き先は自宅から車で約2.5時間、日帰りバスツアーの定番『山陰の小京都』。余談だが『小京都』は、京都に似た自然と景観であるか、京都との歴史的なつながりがあるか、伝統的な産業と芸能があるか、この3つの要件のうち、1つ以上に合致していなければならなず、条件を満たしていれば「全国京都会議」の常任幹事会で承認され、晴れて『◯◯の小京都」と名乗れるそうだ。
途中のPAでちょっと休憩。車外へ出ると寒っ!それもそのはず、何と雪が!
数日前に降った雪が融けていないよ!
休憩もそこそこに目的地へと向かう。結構遠いじゃん・・・お腹もペコペコだ。
やっと到着、昨日のうちに調べておいたワン子OKの郷土料理屋を探す。あった!
店内に流れる川には魚が泳いでいるではないか!
お店を入って直ぐ右側の、他のお客さんの席から少し離れた場所に案内される。いいトコあったじゃん!
注文したのは郷土料理『うずめ飯定食』。名物のうずめ飯に、回りをさっと炙った刺身こんにゃく、高野豆腐の炊き合わせとぜんまいの煮物。味は申し分ないが、到底足りやしない。あぁ…ピンボケだ・・・
追加で白ご飯と鮎の背ごしを注文。鮎は季節じゃないのでヤマメになります。じゃそれで。
何と、店内の川で泳いでいたヤマメ!
勿論、まりもにもいつものジャーキーありますよ!また要求されたカメラ目線。もぅ、しょうがないねぇ!これでいいでしょ!
いつもジャーキーばかりだけど、飽きないのかな・・・?飽きないよ、大好きだもんね!
どうしてこんな角度になっちゃうんだろ???
昨日電話で問い合わせると、先の土砂災害で、めっきりお客さんが減ったと言う話だった。
このお店がある辺りは被害が無かったらしいのだが・・・一日も早く復興されます様に。
美味しく頂いた後は、風情ある古い街並みを散策。尻尾フリフリ、楽しそうダネ!
ややっ!何と大きな鯉!観光客からもらう餌で丸々!まりもとどっちが大きいかな?
西周や森鴎外など、多くの人材を輩出した藩校跡。儒学・兵学・医学・数学と、幕末には蘭学も教えていたそうだ。現在は民俗資料館として利用されていて、県指定史跡だ。
まりももお勉強?!
続いては、この地方の伝統工芸品、和紙工房へ。お店の横には作業場があり、紙すき体験も出来る。今日は遠慮しておきましょう。
工房横の店内では、美しい和紙や、それで作成した小物を販売している。店内には何とも言えない懐かしい匂いが・・・ばあちゃん家の匂いだ!!
これも全部和紙で出来ている。何て器用なんだろ!可愛らしいお人形が並んでいるね。
お土産をいくつか購入し、お店から出ると雲行きが怪しい・・・そろそろ帰ろうかと車で移動中に、団体さんが記念撮影をしている。折角だからここでも撮っておこう。八坂信仰の神社にて奉納される伝統舞踊。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
締めくくりは蒸気機関車、D51!デゴイチの愛称で知られる。蒸気機関車の代名詞とも言うべき有名な車両だ。
!勿論、昔は動いていた。昭和14年産。
知れば知る程絶望的になったあの日・・・無邪気に遊ぶまりもを見ては涙があふれ、翌年のカレンダーなんて見る気にもならなかった年末年始・・・
皆さんのブログを頼りに精一杯の事をやって来た、必死の1年だった。どうか、どうか、来年も再来年も、ずっとずっとこうしてまりもと楽しく過ごせます様に・・・
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