金曜日の夕方母から、日曜日に藤を観に行かないかと電話があった。
夕方の地元のテレビ番組で、今が満開の藤とルピナス、ネモフィラの、とてもきれいな映像が紹介されていたのを見たらしい。
松剣の自宅から1時間半程、広島県のほぼ中央に位置する高原へ向かう。今日も父の運転で迎えに来てもらい、楽させていただきます。
園に入ってすぐの正面、母が見たという映像はここで、テレビで見た時は晴れていて、もっときれいだったそうだが、満開の藤は見事!
シャクナゲもきれいに咲いている。
父はいつも、リウマチで足の悪い母の手を引き、ゆっくり歩みを合わせて歩く。
父は母より少し若いのだが、白髪がほとんど無く年齢より若く見えるので、最近は息子さんと言われることも多く、母の憤慨ぶりがちょっと笑える。
足元を心配した松剣、受付で車椅子を借りようかと提案したが、母は自分が行きたいと言った事もあり、今日は頑張って歩く、たまには歩かんと寝たきりになったらいけんと、ゆっくりだが頑張って歩き小高い丘の下まで行くと、ルピナス畑が一面に広がっていた。
これも見事!天気が良ければもっと映えたと思う。ちょっと残念。
ルピナス畑から少し登ると藤棚が広がる。
下から見上げると、まるでかんざしのよう。4年前に相方と来た時、想像よりショボかったとこのブログに書いていたが、(『コロナ禍のGW』)そんな事ないじゃん。
母に、もう少し歩くとここの御神木があるよと言うと、頑張って見るという。
前回同様、ご立派。御神木にあやかって絵馬?
色々と考えるな。
母は普通のが良いと言ったが、せっかくなので半々で。どうせ残ったら松剣が食べるんだから。
ほんのりした酸味と何かの香り、これが藤の香りかな?まずくはないが、まぁ大したこたぁない。
それにしても腹がペコペコなんよ。でも母が、今日の昼はお気に入りの蕎麦屋に行きたいと、迎えに来てくれた時から言っていた。
仕方あるまい、今日は母の日。また1時間半かけて戻り、市内の蕎麦屋へ向かう。
いつも行列で、昼時は絶対並ばないと入ることができない店だが、今日はピークも過ぎた14時前。待たずにすんなり入ることができた。
ちょっと前に相方と来たばかり。その時は昼のランチにしたから今日は『豚しゃぶ塩だれ蕎麦切り』の蕎麦大盛りにしてみますか。
うわっ、大失敗。熱い汁に冷たい蕎麦を浸ける、松剣が一番嫌なヤツでした。
味は悪くないのよ。でもね~熱い汁は温くなるし、冷い蕎麦も温くなるのが中途半端で嫌なのよ。しかも蕎麦湯、どうやって飲むのさ?
しかしここの蕎麦と天ぷらはとっても旨い!ざる蕎麦ではなく板蕎麦といい、香りもよく食べ応えもあり、相方も大ファン。次は失敗せんぞ!
母は、今日は天気がイマイチだったのが残念だったけど本当にきれいだった、来て良かった、あんたを誘って良かったとご満悦。お役に立てて何よりです。
遠いからお父さん、運転大変だろうけど、こんなにきれいならまた来年も来たいと母。
年末年始の頃は、認知症のせいか何でも面倒くさがって、自分から何かしたいとか、どこかに行きたいということが一切なかったが、認知症外来で薬を処方してもらい、少しは意欲が出てきた感じがする。
来年もぜひ一緒に行きましょう。
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