相方の親友でこのブログの読者でもあるM美から、相方のLINEに知らせが入ったのは、9日の夜8:30過ぎだった。キャミがさっき逝きました、と・・・
キャミは16歳のおばあちゃんダックス。年齢だけ聞けば大往生と思うが、7年前に糖尿病と診断され、その1年後から朝晩2回、欠かす事なく家族でインスリンの注射をしながら、そしてここ数年はがんと闘いながら懸命に生き抜いたのだ。
M美の一人息子Jは小児ぜんそくで、幼い頃は何度も病院に担ぎ込まれたが、随分症状も軽くなったと言うのでJが9歳の時、妹分としてやって来た念願のワン子だった。
後にキャミの妹分として3ワン子もやって来るのだが、お姉さんワン子としてみんなを束ねるリーダー的存在でもあった。
M美の家に遊びに行くと食べている物をもらう為、短いあんよでちょこんとチンチンし、吠えるでもなく催促するでもなくウルウルと見つめる作戦で次々と食べ物をGETする頭脳派で、松剣も相方もよくその作戦にまんまと引っ掛かったものだ。
当然この食欲なので丸太ん棒の様にしっかりした身体つきだったが、おばあちゃんになってからはふた回り程小さくなり、白内障で目は真っ白。しかし食い意地だけは昔のままだった。
M美の家族はキャミを中心に回っていた。朝と夜の7:00に必ずインスリンを注射。その為に血糖値の測り方や注射器の扱いなども家族みんなが出来るように特訓し、今日は誰が注射の時間に帰る事が出来るか、お互いにきちんと把握していた。
糖尿病が悪化して危機的状況に陥った事も何度もあった。ここ数年では子宮蓄膿症、お腹のがん摘出と、高齢と糖尿病の影響で一か八かの勝負の様な手術に挑み、その度に不死鳥のように回復しては獣医さんを驚かせるスーパーワン子だった。
しかしキャミのがんは悪質だった。切っても切っても直ぐに増殖するタチの悪さで、もうこれ以上身体にメスを入れるのは可哀相だから、痛みを取るだけにしようと思うと連絡を受けたのだった。
あれだけ食いしん坊だったキャミが何も食べられなくなり、痛がって鳴くのだと聞いて切なくてたまらなかった。しかしもしかすると又、不死鳥の様に復活するかもしれないと少しだけ期待していたが叶わなかった。
連絡を受けて1時間後に相方と駆けつけた時、キャミはまだ柔らかく温かかった。16歳とは思えない毛並みの良さで、眠っている様だった。
最期はM美の腕に抱かれ、いつ心臓が止まったのかわからない程静かに逝ったと言う。側にはパパさん、M美のお母さんも居た。Jも側に居たかっただろう。
キャミ、本当に良く頑張ったね、偉かったよ。もう痛くないね。あんよの間にあった大きな腫瘍も邪魔じゃ無いから思いっ切り走ってご覧よ。そしてまりもと仲良くね!
ありがとう、キャミ。必死に生きる姿を見せてくれたね。これからもみんなの事、見守っていてね。
2 件のコメント:
松剣、相方さん、ありがとう。
飼い主の私が言うのもおかしいけれど
キャミは賢く強く頑張り屋の少々頑固な
スーパー可愛い可愛いワンコだった
今は、走り回り食べたいだけ好きな物を食べて、まりもと戯れてるかな、
まだうちには妹が3ワンコもいるから、天国から見守ってくれると思う
キャミを想うと胸が苦しくて苦しくて息ができない程で涙が止まらない、時間が薬とよく言うけれど、これはきっと時では解決するものではないんだろう…
でも辛さや痛みから解放されたのだから、
ずっと悲しんではいけないよね
またミニ、チャチャ、レナにも会いに来てね!
本当に本当にありがとう!
〇美さん
本当に可愛いワン子だったね。何でも美味しそうにパクパク食べる姿が
忘れられんよ。
うちもまりもを見送って半年以上経つけれど
未だに遊んでいたおもちゃやお散歩のリードを見ると涙が出る。
〇美さんも暫くはそんな日が続くと思うけど、ミニ、チャチャ、レナの為
にもしっかりしないとね!
あ~でもうちは最低でも後1回、〇美さんちは最低でも後3回、こんな
思いをするんだよ・・・わかっているけど一緒に暮らす楽しさを味わって
しまうとやっぱり新しい子が来てしまうんだろうね。
お互い良い縁がありますように・・・
〇美さん、体調壊さないように用心してね。
一日も早く元気になって又一緒に食事でもしよう。
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