西本願寺でお坊様から聞かせていただいた話の中で、とても意外だったのは、お西さんでおつとめをされているお坊様は、西本願寺には住んでいないという事。てっきり一休さんのように皆で修行をされていると思っていたが、驚くことに「修行はしない」のだそう。
そしてとても心に残ったのは、「いのちの天秤」の話。
ここから長いよ!興味がある人は読んでね。興味ない人はスルーで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シビ王(お釈迦様の前世)という優しい王様の心を試そうと、帝釈天が鷹に追われた一羽の鳩を王様の元へやり命乞いをさせる。
鷹に追われているのでどうか助けて下さいという鳩。そこへ、もう何日も食べ物を口にしていないという鷹がやって来て、王様に鳩を差し出すよう迫る。その鳩を食べないと私は死んでしまうと。
困った王様は家来に天秤を持って来させ、片方に鳩を、もう片方へは自分の太腿の肉を切り取って乗せた。しかし天秤は鳩の方へ傾いたまま釣り合わない。そこで反対の足の太腿の肉も切り足してみたがまだ釣り合わない。
今度は両足のふくらはぎの肉、両腕の肉と身体中の肉を乗せても釣り合わず、とうとう痛みに耐えかねた王様は、天秤の上に倒れ込んでしまった。そこで始めて天秤は釣り合い、この天秤が命の重さを計る天秤だと気付く。
命の重さは身体の大きさや重さなど全く関係なく、みんなそれぞれ一つの大切な命であるという事に王様が気付いた時、鳩は帝釈天に、鷹は梵天神の姿に戻り、王様の傷を治し、次に生まれ変わった時、あなたは人々を救うお釈迦様になるでしょうと言ったそうだ。
自分を犠牲にしてでも他人を大切に思う事の大切さを忘れるなって事。
そしてもう一つ。お西さんのお坊様が、とてもきれいな字を書く書道家を褒めたところ、この書道家は、書けば書くほど下手になるから、毎日稽古するしかないのだと言われたそうだ。
松剣心にズキュンと来た。道が付くことに終わりはない事。そして上達するには稽古(修行?)しか無いって事。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
西本願寺、行って良かったな。もっと近くにあれば気軽に法話を聞きに行けるのにね。
さて、西本願寺を後にした松剣と相方。ここから歩いて10分程の所にある、京都らしい町家を改装したカフェで昼ご飯の予約を相方が入れてくれている。時間もちょうど良い。
お待たせしましたと運ばれて来たのは山盛りの、まるで森のような野菜と魚がメインの天ぷらがワンプレートに乗ったランチ。
天ぷらはお塩で召し上がって下さいと言われ、塩をチョンと付けて茄子をいただいてみれば、外はカリッと、中はフワッと軽く、野菜本来の甘みがジュッと広がる。熱いけど旨い!
メインの魚は2種類。何だろう、ハマチとサバ?肉厚だけど全然パサパサしておらず塩との相性も抜群。味噌汁もお出汁がしっかり、えのきの歯ごたえが心地よい。しかしこりゃ〜ご飯足らんわ。肉系の天ぷらもあれば最高だったけど。
おいしゅうございました。しかしこれで2,500円はちと高い気もせんでもない。まぁ京都ですからと相方。
お腹もそこそこ、運動がてら京都駅まで歩きます。15分程度の道のりは、仏壇屋さんが多く、普通の民家も京都の街並みに溶け込むよう、和風建築の家が多い。いいねぇ~京都。
京都駅の人の多さに酔いそうになりながら、駅に直結したデパートでちょっと涼んでからいよいよ大阪へと向かう。姫路行のJR快速で30分程。京都と大阪って、こんなに近いんだ。
大阪駅からは地下鉄に乗ればコンサート会場のフェスティバルホールに直結した駅まで行ける。
松剣も相方も、なんぞあったらいけないから目的地周辺へ早目に到着して、その辺りで時間を潰そうとするタイプ。15時の開場までまだ1時間近くある。松剣、腹ペコなんよ。
うちは腹が太いんよ。フェスティバルホールの近くでたこ焼きでも食べたら?と相方。でもあの周りって、何かオシャレな店しかなかったと思う。
案の定、カフェとか何とかバルしかないので、ハンバーガー屋さんでタコスを食べることにします。
腹が太いと仰っていた相方に1つ取られて物足りなさを感じたまま開場の時間を迎えた。まぁええわ、はよ行こ。
フェスティバルホールの長いエスカレーターに乗るともうワクワク・ドキドキ。ツアーのお客さんやファンクラブの会員と見受けられる人でいっぱい。
今日はさゆりちゃんのパネル、ないのね。仕方ないのでポスターと記念撮影して指定席へ。
今回の席から見た舞台はこんな感じ。ちょっと斜め。でもね、ここからだとさゆりちゃんの横顔が左側なのよ。さゆりちゃんの横顔は左側の方が断然凄くイイ!4列目と言いつつ実質3列目。思ったより近いじゃん!
ファンクラブの人は、この初代の赤いのや、50周年で作成された水色、最近は黄色い法被を着て応援している。さゆりちゃんも法被を着ているファンを『後援会の方』と言って普通のお客さんとはちょっぴり違う感じで話を振ってくれる。今日もさゆりコールで全力応援するよ!
開演時間を10分程過ぎ、ボルテージも最高潮に達した中、1曲目の『酔って候』で開幕!ここからはお見せ出来ないのがいつも残念。
続けて3曲歌った所でトークに入ると、客席とさゆりちゃんの掛け合いに笑いが起こる。さすが大阪、お客さんの反応が良いのでさゆりちゃんもノリノリ。続けて数曲歌った所で前半のクライマックス。
今年は昭和100年、古き良き昭和30年代の街に飛び交っていた豆腐売りのラッパや金魚売りの声などが聞こえて来ると、山盛りバナナのワゴンが出て来てさゆりちゃんのバナナの叩き売りが始まる。
本物の叩き売りの方に習ったという啖呵は、淀みなく軽快にリズムを刻む。やっぱり凄いなぁ〜さゆりちゃんの舞台は。自身のヒット曲を歌うだけではなく、毎回毎回こうして工夫を凝らした何かを披露して楽しませてくれる。
前半の最後は、NHK紅白歌合戦の最後のようにバシュッ!!という凄い音とともに客席に金ピカのリボンが降り注ぎ、ワーッ!と大歓声が上がる。金ピカリボンは勿論、記念に持って帰リました。
15分の休憩を挟み、後半一曲目はジャジャジャジャーン!で始まる『津軽海峡·冬景色』。さ〜ゆりぃ〜っ!のコールが飛び交う。勿論松剣と相方もありったけの声で声援を贈る。
最後は『天城越え』。大声援で一旦幕は下りたが、さゆりコールでアンコール。歌い終わる頃、少し涙ぐむさゆりちゃん。松剣もグッと込み上げるものがあリましたよ。
あ〜終わったね···さゆりちゃんの舞台はやっぱりいつも裏切らない。今度はいつ会えるかな。次回のコンサートを楽しみに頑張るぞー!
応援で大声出したら腹ペコなんよ。道頓堀の方行って今度こそたこ焼き食べるよ。
でもお好み焼きも旨そうなと言うと相方が、そう言えばこの前来た時、皆でここのお好み焼き食べたんよとお店を指差す。
旨そうですな。たこ焼きよりボリュームあるしここで食べましょう。
松剣は豚肉、エビ、イカが入った一番人気のお好み焼きを、相方はスジ肉とコンニャクのねぎ焼きを注文。
実は松剣の実家は両親がお好み焼きと鉄板焼の店を営んでいた。もう45年も昔だけど。その時店で出していたお好み焼きの味によく似ていてとてもおいしくて懐かしい味だった。
相方が注文したねぎ焼きは醤油味のあっさり系。おいしいけどちょっと物足りない感じ。松剣が注文したお好み焼きの方がおいしいねと相方。
腹ペコも少し落ち着いた所で夜のグリコ見に行こう。と、地下街から地上に出ると大雨よ。折りたたみ持って来て良かったわ。
0 件のコメント:
コメントを投稿