先月は25時間の勤務時間オーバーで、今日は調整のため0時間勤務のフレックスとした松剣。相方は仕事なので久々にひとりの時間を満喫。
県立美術館通で開催されている日本伝統工芸展。あと一週間で開催期間が終わってしまうのでこれがチャンス。こういうのはひとりでゆっくり観たいからね。
陶芸をはじめ、漆芸、硝子切子や友禅などの染織など、圧倒される品々ばかり。写真撮影禁止なのでお見せできないのが残念の極み。せめてチラシと立看板でお届けしよう。
紺碧の大皿は吸い込まれそうに美しい。陶芸のお人形さんは、着ている着物が布じゃないかと錯覚するほどで、蒔絵や螺鈿が施された漆芸の飾り箱に至っては、素材が木である事さえ疑わしくなる。思わず隣に居た知らないおじさんに、これって素材は木ですよね?って聞いてしまった。おじさんも、先ずは木を彫って形にしてそれから漆を塗っていくんだろうから木と言うことでしょうねぇと感心しきり。
友禅の着物はさゆりちゃんが着たら似合うだろうな~、この着物であの歌を歌ったらしびれるだろうなぁなどと想像してみる。
いやぁ~本当に良いもの観させて頂きました。匠の技って継承していくのは大変だろう。大きな賞を取って有名になれる人ばかりじゃないだろうし。でもやっぱり日本の風土から生まれた世界に誇れる伝統工芸、未来永劫継承して欲しい。
もうひとつ見たかったのは美術館に隣接する庭園、縮景園で咲いている満開の梅の花。美術館のチケットを見せれば100円で入場できる。
満開の梅を見るとまりもと行った梅園を思い出すなぁ。このブログを始める前だったから記録に残ってないけれど٠٠٠
今年築庭400年。広島藩浅野氏初代当主、浅野長晟が作らせた。忠臣蔵の浅野内匠頭長矩は、広島浅野本家の分家にあたる。
現在の庭園の原型は明治の末期に形成されたらしい。兼六園や後楽園ほど大きな庭園ではないが、小ぢんまりして良いな。大好きな場所なんだけど、ワン子OKじゃないし飲食禁止なのが残念。
24節季のひとつで霜が降りる頃とされる霜降の日に、松の木に巻かれるこも。晩秋の風物詩で、恒例のこも巻きがあったとニュースで聞けば、あぁ冬が近づいて来たなと思う。
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