2015年8月7日金曜日

天までとどけ!

今年も手作りの灯籠を手に爆心地へと向かう。戦後70年の節目となる為か昨年よりもはるかに人が多い。

 

 

灯籠を流す川辺には無秩序に立ち入りができない様ロープが張ってあり列に並ばなくてはならないが、最後尾のプラカートを持ったガードマンさんがはるか向こうに見える。遠いね・・・



途中には深い祈りに包まれた『原爆の子の像』もある。佐々木禎子さんと言えば馴染み深いだろうか。



 
 

それにしてもコンパクトに作れなかった灯籠はガッシリと重く、最後尾に辿り着くまでも大変。一つ持ってくれていた相方が例によってブツブツと文句を言い始めた。

 

 

こんな立派なの作ったって河口で一網打尽にされるだけなんよ。重たいったらありゃしない。だいたいね、あんたはね・・・△□*%♯〆⊇⁂@♬Ω!!・・・申し訳ありません。来年は軽量化に励みます。

 

 

ようやく辿り着いた川辺にも大勢の人が。

 

 

 
 
川へ降りる所でロウソクに火を灯すと、大きな手作り灯籠は周囲の目を引くらしい。テレビカメラのレンズが明らかに追っているのがわかる。
 
 



Y、それからキャミ、どうか安らかに・・・迷わず天国に行くんだよ、ミニ。




 
いつも一緒だったジュニアとペー君。ジュニアはペー君にちょっと冷たかったけど・・・


足元が悪くって転びそう・・・相方が転んで灯籠が壊れたらいけないので、いやいや、相方が怪我をしたらいけないので、本当は一つずつ並んで流したかったけど、松剣が受け取り水辺へ向かう。


 
 
まりも、天国の居心地はどうかな?みんなで仲良く遊んでね。
 
 
 
 
満ち潮なのか、川の流れは河口から上流に向かっている。潮も止まっているのか灯籠の流れも悪い。滞った灯籠にそっと手を合わせ、みんなが安らかに眠るように心の底から祈った。
 
無事に流し終え帰ろうとするとテレビにインタビューされてしまった松剣。被爆70年にどんな思いを持っているか、どんな思いで灯籠を流しに来たのかと聞かれ、しどろもどろで答えた様子が何と放送されたらしい。あ〜恥かしい・・・
 
最後に平和への思いも込めて慰霊碑に手を合わせる。

『安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから』
 
 
帰り道。相方が、みんながうちらの作った灯籠を写真に撮りたがるんよ〜。やっぱ来年もこの大きさじゃないといけんね!

・・・って、さっき散々文句言ったけど?しかも作ったのは松剣です。まぁいいや。来年はもう少し小さく作るから。

松剣の思い、天国にいるみんなにとどいたかな。みんな安らかに。そして見守っていてね。

 

 

 

 

 

 

 

0 件のコメント: