2015年2月22日日曜日

ちょっといい事

膝の調子も随分良くなり、先週からボチボチ防具を着けて剣道の稽古を再開した松剣。まだ少し違和感はあるけれど、痛みはもうほとんど無くなった。

相方は、3週間稽古をしなかったから治ったのだと言うけれど、松剣は気功のお陰と思っている。

これまで5回通い先週の金曜日には、随分邪気が取れたから少し間を空けても良いでしょうと言われたので、次回は来月。整形外科へ行っていたなら治るまで1〜2ヶ月は要しただろう。

M先生の気功は人を倒す様な強い気功ではなく、包み込むような優しい感じ。気功を受けた後は身体全体が柔らかくなる。洗脳されて・・・と相方は呆れるのだが、先週気功へ行った時M先生が、あなたにあげようと思ってねと、不思議な写真をプリントアウトしていて下さったのだ。

その写真がこちら。

説明されないと松剣何だかわからなかった。

先生の知り合いが屋久島へ行かれた際、トレッキング中に何気に撮影した屋久杉で、撮影した時は何も見えなかったのに、画像をチェックしているとこんな不思議な者達が写っていたらしい。

正体は何と妖精!しかもこの写真、先生の知り合いのセラピストさんにあげた所、それまでガラ空きだったスケジュールがどんどん埋まる程予約が増えたとか、商売をしている知り合いにあげると、急にお客さんが増えたのだと言われたりして本当に不思議らしいのだ。

そのお陰かな?最近遊ばしてもらえなかったパチンコで、少しだけお小遣いを貰えちゃったりする!
これは本日の画像。昨日も慶次が狂い咲いた。本当はずっと遊んで居たかったのだが、相方も一緒だったので今日は打ち止め。クーポンを買っているからケーキを食べに行きましょうと言うので相方とお茶を飲みに行く事にした。

ちょっと高級住宅地と言われる辺りにあるギャラリーと一緒になったオシャレなお店。
ひな祭りも近いので店内に は可愛い雛飾りも。
肝心なケーキはこちら。普通に頼むとお飲物のセット一人分が1,000円もするらしい。高っ!それがクーポンを買うと500円。
シフォーンケーキと何とか茶のアイスクリームに温かい飲み物が付く。松剣は冷たいのが良いのでプラス100円。1,000円じゃ来ないけど500円ならね。

お店の雰囲気は良いけれど、松剣には退屈かも・・・相方は買う気はないけどとっても見たいらしい。
隣の部屋はオシャレな小物が並ぶギャラリー。お宝鑑定団に出品されそうなアンティックな小物もある。
たまにはこんなお店も良いねと相方は言うが、まりもが一緒ならもっと、うんと楽しいだろうね。  漫画もない喫茶店で時間を潰すって難しい。滞在時間30分が限界。でもちょっとお得な気分がしたし、まっいいか。

2015年2月11日水曜日

キャミちゃん、安らかに

相方の親友でこのブログの読者でもあるM美から、相方のLINEに知らせが入ったのは、9日の夜8:30過ぎだった。キャミがさっき逝きました、と・・・

キャミは16歳のおばあちゃんダックス。年齢だけ聞けば大往生と思うが、7年前に糖尿病と診断され、その1年後から朝晩2回、欠かす事なく家族でインスリンの注射をしながら、そしてここ数年はがんと闘いながら懸命に生き抜いたのだ。

M美の一人息子Jは小児ぜんそくで、幼い頃は何度も病院に担ぎ込まれたが、随分症状も軽くなったと言うのでJが9歳の時、妹分としてやって来た念願のワン子だった。
後にキャミの妹分として3ワン子もやって来るのだが、お姉さんワン子としてみんなを束ねるリーダー的存在でもあった。

M美の家に遊びに行くと食べている物をもらう為、短いあんよでちょこんとチンチンし、吠えるでもなく催促するでもなくウルウルと見つめる作戦で次々と食べ物をGETする頭脳派で、松剣も相方もよくその作戦にまんまと引っ掛かったものだ。

当然この食欲なので丸太ん棒の様にしっかりした身体つきだったが、おばあちゃんになってからはふた回り程小さくなり、白内障で目は真っ白。しかし食い意地だけは昔のままだった。

M美の家族はキャミを中心に回っていた。朝と夜の7:00に必ずインスリンを注射。その為に血糖値の測り方や注射器の扱いなども家族みんなが出来るように特訓し、今日は誰が注射の時間に帰る事が出来るか、お互いにきちんと把握していた。

糖尿病が悪化して危機的状況に陥った事も何度もあった。ここ数年では子宮蓄膿症、お腹のがん摘出と、高齢と糖尿病の影響で一か八かの勝負の様な手術に挑み、その度に不死鳥のように回復しては獣医さんを驚かせるスーパーワン子だった。

しかしキャミのがんは悪質だった。切っても切っても直ぐに増殖するタチの悪さで、もうこれ以上身体にメスを入れるのは可哀相だから、痛みを取るだけにしようと思うと連絡を受けたのだった。

あれだけ食いしん坊だったキャミが何も食べられなくなり、痛がって鳴くのだと聞いて切なくてたまらなかった。しかしもしかすると又、不死鳥の様に復活するかもしれないと少しだけ期待していたが叶わなかった。

連絡を受けて1時間後に相方と駆けつけた時、キャミはまだ柔らかく温かかった。16歳とは思えない毛並みの良さで、眠っている様だった。

最期はM美の腕に抱かれ、いつ心臓が止まったのかわからない程静かに逝ったと言う。側にはパパさん、M美のお母さんも居た。Jも側に居たかっただろう。

キャミ、本当に良く頑張ったね、偉かったよ。もう痛くないね。あんよの間にあった大きな腫瘍も邪魔じゃ無いから思いっ切り走ってご覧よ。そしてまりもと仲良くね!
ありがとう、キャミ。必死に生きる姿を見せてくれたね。これからもみんなの事、見守っていてね。

2015年2月8日日曜日

久々のランチ


膝の調子が今一つスッキリしない松剣。気功の先生にはスッキリ治すにはもう暫く時間が掛かると言われているが、道場の隅っこで鏡を見ながら素振りをしたり、防具を着けた人形を叩くなど、膝痛メニューを続けている。
                                          さすがに袴や剣道着までは着ていないがこんな人形

しかし今日は朝から組合行事参加の為、剣道は欠席。昼前には帰宅出来るので久々に相方とランチを食べに行く事にした。

何が食べたい?中華!と相方が言う。いいネェ〜、あっでも昨日の昼、剣道の帰りにみんなでラーメンと炒飯食べたから別の物。じゃお好み焼きは?それも先週剣道の帰りにみんなで食べたから洋食がいいな、ガッツリ系の。又ガッツリですかっ!

と言う事でネットで検索して見つけたこのお店、自宅から車で約30分の定食屋さん。
以前からちょっと気になっていたこの看板
ログハウス風のオサレな外観に似合わずお客さんの8割は男性。
しかも心奪われるガッツリ系のメニュー。これは期待出来ますぞ!
何にしよう?迷うな。オススメはランチ。今日はビーフカツ定食ですと店員さん。相方はすぐに決めた。あ〜どうしよう・・・塩、しょうゆ、にんにくと3種類の味が楽しめるから揚げ定食!待てよ、カニクリームコロッケも捨て難い。あっ、でも昨日の夜クリームシチュー食べたしな・・・

いつも相方はお互いに違う物を注文してそれぞれに無い物を交換して食べたがる。方や松剣、好きな物は誰にもあげずに全部一人で食べたい派。◯◯定食を自分の好きな順番でご飯とおかずの配分を目測して丁度いい具合に食べたいので、何かおかずを取られると目測に狂いが生じご飯やおかずが足りなくなるのが嫌なのだ。ここは無難に同じ物か・・・

そんな松剣の胸の内を見透かすように、同じにしとけば?と相方。そうですね。じゃランチ2つ、1つご飯大盛で。ポン酢ととんかつソースが選べますが、どちらになさいますか?じゃ、1つずつで。

待つ事10分少々。はい、お待たせしました、って、おおっっ!このご飯の大盛度っ!やるじゃん、やるじゃん!それにしてもこのボリュームで何と980円!しかもご飯の大盛はサービス。気合入れて頂きますよ!
相方はあっさりポン酢で、松剣はソースで・・・柔らかい!しかも松剣好みの超レアなビーフカツじゃ〜ないですか!
うまい!相方も絶賛。ね、同じにして良かったでしょ?
相方は、量が多過ぎると言ってカツを2〜3切れくれた。取られるのは嫌だけど、もらうの大歓迎です!

美味しく頂いた後相方が、痩せる薬を飲むのを忘れていた、食べる前に飲むんだったのにと言いながら食後に飲んだ。帰りの車では整腸剤を飲んでいた。
出掛ける前には便秘薬を飲むのを見たが・・・その痩せる(はずの)薬に効果がないのは明白。
食べた物を食べなかった事には出来ません。この調子なら、今年の目標達成は難しそうですな。

2015年2月4日水曜日

雪の中陰

2月6日はYの旅立ちから四十九日。ご葬儀の時にママと約束した通り、少し前倒しの1日に法要を行う事になっていた。しかし週間天気予報は当日雪だと言う。又雪かぁ〜。Yはどこまで雪が好きなんだろうね?そんな事を言いながら一緒に法要に参加する仲間達と段取りを決めた。

幸い当日雪は降っていなかったが、法要が営まれるお寺は松剣宅から北へ90㎞。高速に乗り途中で昼食の為立ち寄ったパーキングエリアでは、前日の雪がしっかり残っていた。

食事を終え待ち合わせ場所のお寺へと車を走らせていると、S美ちゃんの車で一緒に来る事になっていた友人Fからお寺の場所が分からないと連絡があり、待ち合わせ場所を高速出口に変更。ナビの故障だという。M子ちゃんもTちゃんも一緒でしょ?スマホを持っている大人がそんなに居るのに誰も詳しい場所がわからないなんてね・・・

高速出口から相方のちょっといい加減なナビでF達の前を走る。それにしても寺の多い地区だ。M子ちゃん曰く、ざっと検索しただけで周辺には二十数軒の寺があったと言う。

少し迷いながらも目的のお寺を見つけた。ママとお父さん、弟夫妻はまだの様だ。少し早かったかな・・・駐車場に車を停めてF達と顔を合わせる。S美ちゃん、M子ちゃんとはご葬儀以来だ。道中爆睡していたと言うTちゃんも目を覚ました頃、ママ達が到着した。

電話で何度か話はしたが、ママと会うのもご葬儀以来。グレーの着物に喪服を羽織り、さすがY自慢のオカンだなと思った。

寒い中遠くまで来てくれてありがとう。そんな挨拶を交わしていると雪が舞い始めた。まぁ〜それにしてもあの子は又雪を降らせるつもりかしらねぇ〜とあきれたようにママが笑う。
電話で話した時は少し疲れた様子だったが、思ったより元気そうで安心した。

そろそろ本堂へ入りましょう、ストーブを焚いてくれているからと言われたが、本堂は寒かった。温かいお茶とお菓子を頂くと少し寒さは和らいだ。

やがて時間となり、ご住職の自己紹介の後お経が始まった。浄土真宗のお寺だが、聞いたこともないお経だった。木魚や鐘などの鳴物がそれはそれは派手にドンチャン鳴り始めたと思うと今度はサンバラ〜サンバラ〜とまるで歌を唄う様におりんをチンチン鳴らしながら白木のお位牌から漆塗りの位牌へ御魂を移すような儀式が行われた。不謹慎だが笑いを堪えるのが大変だった。

迷わずお浄土へ行けますように・・・心を込めて南無阿弥陀と10回唱えてお経は終わった。その後はご住職がYの法名の説明をして下さった。

Yの人生や性格などをママから丁寧に聴き取って付けられた名前は、俗名の一字に加え、信念を貫き通す意思の強さ(相当頑固だったからね)を表す漢字や、いつも華やかだったYの人柄を表す漢字を入れて考えたのだと仰った。

法要が済み納骨の為本堂を出ると雪は止んでいた。お墓はお寺のすぐ横の墓地。Yがこれから眠るお墓や隣のお墓の周りにご住職がお経を唱えながらお米を撒く。又さっきのサンバラ〜サンバラ〜と唱えながら・・・

Yが居たら腹を抱えて笑ったに違いない。みんな心の中でそう思ったと言う。こんなに仲の良いみんなが集まっていると言うのに、Yが居ない事が未だに不思議で仕方がなかった。

全ての儀式が済み、夕方からはママ達の計らいでみんなに食事が振る舞われた。普通じゃ行くのに気合いがいるお店のお料理は上品な懐石。美味しい和食に舌鼓を打ちながらYの話で盛り上がる。

何だかYが来て、臨終の時の様子や三途の川の渡り方、そしてあの世の仕組みなどを身振り手振りを交えて面白おかしく話してくれそうな錯覚に陥る。きっとみんなに教えたくてウズウズしているんだな。

Yの話で3時間も楽しく過ごし、お開きとなった。こうしてみんなで集まる事も無いのかな・・・そんな事を思っていると、誰からともなく定期的に又みんなで集まろうと言うことになった。勿論!仕事の都合がつかなくてどうしても参加出来なかったM美とパパさんもきっと来たがるに違いない。

ママがこれでひと段落ついたわと、ホッとしたようなそれでいて少し寂しそうに言ったので
Yの代わりに手料理食べさせてよと約束した。

こうして仲間になったのもYが紡いでくれた縁のお陰だね。命ある限りご縁を大切にしろとYは言いたいのかもしれない。ありがとう、Y。いつか再会した時、松さん久し振り!ずっとここから見ていたよ。良い人生だったね、よく頑張ったねと言ってもらえるように精一杯生きるから。みんなの事、ずっと見守っていてよ!