2014年9月25日木曜日

長いような、短いような・・・

6月18日にまりもが天国へ旅立ってから今日で百日。仏教で言う「百か日」になる。正確には「百か日忌」と言い、「出苦忌(しゅっくき)」「卒哭忌(そっこくき)」などと言われる。

悲しい気持ちに区切りをつける日。「哭」は泣き叫ぶ事、「卒」はやめる、お終いにする事で
泣き暮らす生活に心のふんぎりをつけ、新たな生活のスタートをきって苦しみから抜け出すという事だ。

とは言え、今でもまりもとの楽しかった日々を思い出せば鼻の奥がツンとなる。まりもの笑顔を見て元気を出そうとはするが・・・
2013年6月23日に撮影。笑顔が可愛い!

まりもがリンパ腫と診断された時、まりもと一日でも長く一緒に居たい、残された日々を一日たりとも無駄に過ごしたくない・・・必死の闘病生活の1年半は、随分長く感じたし、終わって見ればあっという間だった気もするが、まりもとの絆を更に強く結んでくれた様に思う。
まりもとまりもの赤ちゃん『カバ君』。こちらも強い絆だった?!

それが正しかったのか、効果があったのかは検証出来ないけれど、治療に関しても出来る限り精一杯の事はしたと思うので後悔は無い。でもやっぱり8年は短かいよ・・・
2013年3月3日 ひな祭りパーティーのまりも。得意の『寄り目』!

会えて本当に幸せだったけど、もっともっと一緒に居たかったね、まりも。もっともっと一緒にご飯を食べたかったね、まりも。
一緒に食べたお弁当の味は忘れないよ!

まりもと一緒なら何でも美味しかったね。いつも松剣や相方の食べている物を一緒に食べたがったまりも。
クンクン、美味しそうですね!少しは頂けるんですかね?

まりもと一緒ならどこでも楽しかった。たとえそこが寂れた公園だったとしても、手作り感満載の笑える施設だったとしても・・・
ここはヒットな場所だったけどね!

昨日とっても嬉しい事があった。会社から帰ると、以前K先生の元で動物看護士をされていたM子さんから手紙が届いていたのだ。

まりもが旅立ったあと、K先生やお世話になったスタッフの皆さんに、まりもからと言う事で心ばかりの品を準備して挨拶に行ったのだが、M子さんにもいつか機会があれば渡して欲しいと、受付のYさんに預けていたのを受け取ったというお礼の手紙だった。

いつもまりもの事を『まりちゃん』と言って可愛がって下さり、退職されてからもブログを見つけて読んで下さっていたM子さん。松剣も相方も本当に嬉しかった。まりもはいなくなってしまったけれど、こうして人の心の中ではまだ生きているんだ、と。

肉体の死は本当の死では無く、亡くなった人を偲ぶ人がひとりも居なくなった時が本当の死であるというが、全くその通りだと思った。

時折ふっと思い出してくれる人が松剣や相方以外にもたくさん居るよ、まりも。大好きなまりも、可愛いまりも・・・今日で泣くのはお終い。でもなぁ〜、やっぱりまだ涙が出るよ。

2014年9月21日日曜日

お土産な〜に?

昨年の台湾に続き、今年はアメリカへ行っていた相方。アメリカへ行きたいなんて言っていましたっけ?聞いた事もないんですけど・・・昨年も一緒に出掛けた元同僚の人がとっても行きたがっていると言っていたので、感化されたに違いない。

と言う訳で、先週の金曜日からあんずとふたりでお留守番の松剣。お土産楽しみにしていて!と、メールが来た。お利口にお留守番中のあんずにもちゃんと買ったらしい。
こうしてイタズラばっかり。あんまりお利口でもないですけどね・・・

昨年相方が台湾から帰国して、お土産を広げた時の事は今でもハッキリと覚えている。ちょうど去年の今頃だった。もう随分前の事の様な気がするが・・・
赤いバンダナとピンクちゃん。


まりもは服を着るのがあまり好きではなかったし首輪さえ嫌がったので、もしかするとこのバンダナも好きではなかったのかもしれないが、松剣も相方も、このバンダナをしているまりもが大好きだった。とっても可愛いと思っていた。
いつもオシャレに決まっていたよ!

松剣と相方が喜ぶから、まりもは我慢してくれていたのかな?でもバンダナをするとお出掛け!そう思って嫌じゃなかったのかもしれないな・・・
クリーム色の毛に良く似合っていたね、まりも。


チョッピリおめかししてのお出掛けは、本当に楽しかった。
旅立つほんの10日前。これが最後のお出掛けになってしまったね・・・

ピンクのおもちゃの方はとってもお気に入りで、ボロボロになっても何度も持って来て遊んで、遊んで!とせがんだっけ。
振り回して耳に引っ掛かってますよ!

他のお気に入りのおもちゃと一緒に天国へ持って行ったけれど、今でも振り回して遊んでいるのかな。

さて、今年のお土産は何だろうね、あんず。ワクワクするね!去年は台湾でコレ?って感じだったけど・・・
台湾製『ネコじゃらし』

やっぱアメリカは凄いわ!何もかも規模が違い過ぎ!と、目をキラキラさせて旅行の話をしてくれた相方。さぁ今年のお土産はなかなか凄いよ!

じゃ〜ん!あんずさんにはこちら。ちょっとブレブレだが。
おっっ!ニャンだろ?

袋に入っている方の説明書きは英語なので全く読めないが、針金の先ちょに丸めた紙が付いていて、ゆらゆら不規則な動きをさせて遊ぶのらしい。
んんっ??こっちの方が気になるニャ。

ニャニャニャァ〜!!!ピンクのネズミに大興奮!
マタタビでも入っているのか?と思う程。

台湾のお土産はしょうも無かったけど、今年のは随分気に入ったね!向こうのペットショップで買ったんだそうな。やるじゃん、相方。

勿論まりもと松剣にもお土産を買って来てくれた。松剣にはアディダスのTシャツ。黒はあんずの毛が目立つかなぁと思ったけど、かっこイイから(あっ、勿論Tシャツが)コロコロして着てね、と言う事で。
普通に買うと8,000円がアウトレットで2,000円。値段は言わなくていいから・・・

そしてまりもにはこれ。シュガーウエハース。ジュニアとペー君にもあげてね。仲良く食べられるかな。食いしん坊のペー君に全部取られたりして・・・
松剣にもちょうだいね、まりも。

10日近くも留守にしていた相方。あんずは普段会社から帰った時と全く変わらず素っ気ない態度だった。まりもだったらきっと何年振りに会ったの?と言うくらい喜んでくれたに違いないけどね。

3日飼えば3年忘れないワン子と、3年飼っても3日で忘れるニャン子・・・もしかして忘れられたんじゃない?って、あんずはそこまで薄情じゃないよね?!

2014年9月7日日曜日

一年ぶりの病院へ

予防注射以外で病院のお世話になる事が無い健康優良猫のあんずさん、1年ぶりの予防注射の日がやって来た。先ずは捕獲大作戦(大げさだろ!)。

大作戦と言う割に捕獲は超簡単。ファーミネーターを手に持ちある言葉を叫ぶと、どこに居ても『ニャーァァァ』と嬉しげに走って来る。その言葉とは・・・『キレイキレイするよ〜、キレイになるね〜するよ!』これだけ。ブラッシング大好きのあんずにはたまらないらしい。
フフッ!まんまとワナにハマったな・・・

洗濯ネットに押し込め捕獲成功。車に乗り込み助手席で相方が抱っこする。どこからそんな声が出るのよ?!と言う程変な声で泣きわめく。
あんまりじゃ〜無いですか・・・

病院まで30〜40分。到着したらまりも愛用の抱っこ紐へ洗濯ネットごと投入して待合室へ。
鳴き過ぎてクタクタ・・・

車中ではあんなに鳴きわめいていたけれど、病院の待合室では一声も発する事は無い。時折こんな風にお顔を出して辺りを見回してはいるけれどブルブル震えている。
緊張で鼻の頭が真っ赤です。

去年までは大好きなお姉ちゃんが付き添ってくれたけど・・・
今年はひとりで頑張ってね、あんず。

久々の待合室。何十回ここでこうして待った事だろう。まりもとの闘病を思い出して切なくなる。それにしてもよく頑張って通ったな・・・断然多く通った相方には感謝。

感慨にふけっていると名前を呼ばれ診察室へ。先ずはお久し振りですと、K先生とT子先生にご挨拶。続いて体重測定をしながらあんずの近況報告。
去年4.55kg。又増えとるやないけ!

最近の困ったあんずの様子をK先生に相談する。まりもが居なくなってから毎晩夜鳴きと甘えん坊がひどくて寝られんのです・・・

すると別の事をしていたT子先生、驚いた様に振り向いて、え〜毎晩?どんな風に?
電気を消すと、にゃ〜って可愛く鳴いて甘えるんです。無視しているとカプッと噛んだり、少しだけチクっとお爪を立ててツンツンって。

う〜ん、それは困ったねぇ、相当寂しいんじゃろうね・・・そろそろ3ヶ月か〜。もう少しすれば落ち着いて来るとは思うけど、寂しい病や甘え病に効く注射はないからねぇ、とK先生。
毎晩これ。ウトウトしたら鳴き鳴き甘えるの繰り返しで、寝させてくれない。

閃いた様にT子先生が、もう一匹ネコ飼う!と。それなんですけどね、あんずの為には犬と猫、どっちが良いんだろうって。我々としてはワン子が良いんですけどね。

K先生もT子先生も犬の方が良いと仰る。ネコは後から来たのが悪いヤツだったらあんずのストレスになるけど、犬なら高い所に逃げれば追って来られないからストレスは無いと。

犬派のK先生、猫も可愛いけどやっぱり犬が可愛いよね〜。そうなんですけどね先生、又病気になったらどうしようとか思うんですよ。それにやっぱりチワワが可愛いと思うんですが、余りにまりもが良い子だったから、あんなに良い子は居ないんじゃないかって。
お二人とも大きく頷きながら、まりもは相当良い子だったもんね。比べてしまうよね、と。

可哀想な子が居れば、とも思うけど、雑種は大きくなる確率高いから、介護とか必要になると大変だし・・・前の子達は何kgあったっけ?とK先生。10kgくらいでしたけど、やっぱり重くて大変だったから、せめて5kgまでと思うんです。ペットショップに行くたびに子犬を見てはいるんですが出会いが無くて・・・

『縁』だからね、とT子先生。焦らずゆっくり縁を探す事よ、と言われる。
まだまだまりもの事を思って居たい松剣。相方も同じ気持ちだろう。次の子が来たらまりもの思い出が薄れてしまう様な気がする。寂しいあんずにはうんと甘えさせてやって、もう少し我慢してもらうとしよう。

注射を終え、聴診器で心音もチェック。すっごいドキドキ!とK先生が笑う。緊張しとるけど大丈夫!怖くてなかなかしっかり触れないんですと、グリグリチェックもお願いする。こちらも問題なし。ホッ。しかし猫のリンパ腫は、表面に出る事は少なく脾臓や腎臓に出る場合が圧倒的に多いそう。お願いだから・・・リンパ腫はもう懲り懲り。

一通り健康診断をしてもらい、注射の副作用が出ないか念の為待合室で10分様子見。
まだ緊張しているよ・・・

10分後、受付のタイマーが鳴りK先生が様子をチェック。ヨシ!もう帰っても良いよ、と言う事で、帰りましょうね。
へにゃ〜。

こうして1年に1回だけ病院に来る・・・理想だな。そしてこんな通院が20年以上続けばイイね。あんず、元気で長生きしてよ!