2度ある事は・・・

先週9日にDMACの抗がん剤を入れて1週間後の16日。いつも血小板が激減するので、今回も血液検査の為に病院へ向かう。

しかし昨日までの元気と食欲が嘘のように、この日の朝はぐったりとして何も食べない。
いい加減な体温計、耳ッピで測定すると、いつもより1.5℃位高いし、目もどんよりとして輝きが無い。松剣心配でたまらなかったが、相方に後を託し職場で連絡を待つ。

病院に向かう車の中。元気無いね。どうしたんだろうね・・・

病院には予約の時間より早く到着したので、裏山でちょっとトイレタイム。

お腹の調子はとっても良いんだけど・・・

診察室に呼ばれ、体重測定と検温。体重はこれ位がベストだが、熱は39.6℃。微熱だ。
それで身体がだるくて食欲が無かったのだ。

ちょっとお熱が出ちゃったね・・・

しかも血液検査の結果が大変な事に。血小板が基準値20万〜50万の所、何と2.2万！やはり先週思った通り、1日早めて前日連れて来るべきだったのだ。骨髄制御の副作用も出て来て、改善しかけていた貧血も元に戻ってしまっている。

取り敢えず、ヘパリンと抗生剤を注射してもらい、事の顛末を職場に居る松剣に知らせてくれた相方。夕方は松剣が少し早めに仕事を切り上げ、ヘパリン注射の為、再度病院へ向かう事に。

夕方少し早めに帰宅すると、まりものお茶碗とおやつ入れのピンクの入れ物が空っぽになっている事に気づいた松剣。きっと相方はここに何か入れて行ったな。食欲が戻って来て、まりもが食べたんだ。ちょっと安心した。

今朝の元気の無さは随分改善され、目力も戻って来ている。行きながらおやつもパクパク食べる。熱もすっかり下がった様だ。抗生剤が効いたのかな？

ちょっと元気になったね！

病院で検温すると38.9℃の平熱に戻っている。ヘパリンを注射してもらい、翌日も朝一で注射の予約を入れて帰宅した。

食欲もすっかり戻ったね！

病院から戻ると相方も仕事から帰っていた。やはり相方、少しだけレバーや大好きな豚の軟骨などを湯がいてまりものお茶碗に入れ、いりこやジャーキーなどのおやつも置いて職場に向かったと言う。いつ食べたんだろうね？考えただけでも微笑ましく、かわいいったらありゃしない！

さて、翌日も朝一で病院に向かったまりもと松剣。今朝は元気も食欲も戻っている。病院での検温も38.6℃。ヘパリンと抗生剤2種類を注射してもらった。

夕方もう一度血液検査をして血小板の数値を調べる事になっているが、この様子なら近場でランチくらい出来そうだ。

と言う事で、ふたりが病院に行っている間に洗濯を済ませ、バッチリメイクで変身を遂げた相方と一緒にランチに出掛けた。行き先は、隣接する市にある古民家レストラン。

田園風景に佇む素敵なお店が！相方、またもやお手柄。

門を潜ると広い庭に風格のある大きな平屋。素敵なお店ですねと言うと、150年前の庄屋を改築したんですと、とっても感じの良い女性従業員さん。

上手く撮れていなかったなぁ・・・カメラマン下手くそ！

電話でまりもが一緒である事を告げ、テラス席をキープしてもらっていた。暑いので、日陰に席を移動して下さっていたのだ。

木陰は最高！お庭もとっても綺麗だね。

今日は日替わりランチ限定だったが、肉料理、魚料理とメニューには書いてあるので、次回のお楽しみとしよう。

今日も相方好みのランチ。美味しそう！

メインは野菜のかき揚げで、竹の子やセリなど季節の野菜を中心に、薄味の優しい味付けの小鉢が5品。それにみそ汁、茶碗蒸しとデザート。肉や魚は茶碗蒸しに入っている程度で、全体的にボリュームには欠けるが、肥満傾向の我々には丁度良い。
・・・とは言ったものの、やはり物足りない。帰りにお茶でもして帰ろうとなってしまった。

相方、密かにリサーチしていた。すぐ近くにある美味しそうなパン屋さんを。

元は倉庫だったのかな？結構大きなお店だ。

お店の横にはテラス席もあるぞ！

まりもも勿論一緒だよ！

相方が美味しそうなパンを買って来る事に。全体的にとてもリーズナブルなお値段だったと言う。どれにするのかな？

ここのパンは石窯で焼くんだそうな。裏には薪が積んであった。

相当迷ったらしい相方が選んだのは、餡入りゴマ団子、アップルハードドーナッツ、ブラックチェリーパイ。相方はブラックコーヒー、松剣には冷たいミルクティーも一緒に買って来てくれた。

カメラ目線で決めたよ。早く食べようよ！


揚げたてのゴマ団子は最高に香ばしい！りんごのドーナッツは、外はふわふわ、中はシャキシャキの甘酸っぱいりんごがたっぷり。デニッシュの生地にブラックチェリーのアクセントが美味しいブラックチェリーパイ。どれもこれも大ヒット！ここでもお手柄、相方さん。

まりもにはゴマ団子の中の粒餡を少しだけね。

今日も良い天気で良かったね、まりも。これから帰って一休みしたら又病院だ。血小板の数値
どうか戻っています様に・・・

帰宅後、みんなで夕方までお昼寝したり、まったりしたりして過ごし、18:00過ぎに病院へ向かった。遅い時間なのに患者さんで待合室は一杯だ。外のベンチで待つ事15分。ようやく名前を呼ばれて診察室へ。先ずは採血。

動かないでね。首から血を取るよ。


どうか、どうか血小板の数値が戻っています様に・・・結果が出るまでまりもを抱きしめ強く強く祈る・・・再度名前を呼ばれ診察室へ。どうか、どうか・・・
増えているよ！と言うK先生の声を聞き、ホッとした。2.2万しか無かった血小板が、10.3万。
今回も何とかDICの危機は回避出来た様だが、もう一度ヘパリンと抗生剤を注射。

もう2本注射するよ。痛いね・・・ゴメンよ・・・

血小板の数値が増えたと言っても低い数値なので、明日の朝も病院決定。ヘパリンと抗生剤の注射をして、月曜の朝一にもう一度検査だ。何度もチクチクと針を刺さなきゃいけないね。
それでもジッとして、黙って我慢するまりも・・・

DMACの副作用に対処する為、注射や血液検査ばかりが増えて行く。その割に、血液中のがん細胞は更に増えている。グリグリも2〜3日は小さくなるが、確実にじわじわと大きくなっている。思った程の効果が得られないこの治療にも限界が来ているのか・・・メトロノミック療法に切り替えるべき時なのか、思案のし所だ。